FTP / FTPS

FTP / FTPS サービスのポート番号、Passive (PASV) FTP のポート範囲、その他関連する設定を行います。

タイムアウト

指定した時間が過ぎると、無作動のユーザーは FTP サーバーへの接続が解除されます。

PASV モードで外部 IP をレポート

このオプションを有効にすると、サーバーは外部 IP を FTP クライアントにレポートします。レポートされた IP は FTP クライアントの接続ログにリストされます。このオプションは、サーバーが NAT の背後にあり、FTP クライアントが異なるサブネットにサーバーとして常駐している場合にのみ機能します。ほとんどの場合このオプションを有効にする必要はありませんが、FTP クライアントがサーバーに接続できない場合にはこのオプションを有効にした後に再度接続を試みてください。

UTF-8 ファイル名対応を有効にする

FTP クライアントが UTF-8 に対応している場合は、この機能を有効にして多言語ファイル名を処理できるようにします。ただし、旧バージョンの FTP クライアントのサポートには限界があります。FTP クライアントでうまく多言語ファイル名が処理できない場合は、この機能を無効にしてください。

FXP を有効にする

FXP とは、File eXchange Protocol の略です。このオプションを有効にすると、FTP サービスがサーバーからサーバーへのファイル転送機能をサポートします。

FIPS 暗号化モジュールを有効にする

FIPS は OpenSSL FIPS 140-2 により有効化された暗号モジュールを使用したとき、FTPS サービスでサポートされます (認証 #1747)。 このオプションを有効にすると、より安全なセッションを提供するために、FTPS サービスは追加のセキュア暗号化アルゴリズムを使用します。

    注:
  1. FTP サービスのデフォルトのポート番号は 21 です。次のポートを除いて、1~65535 までのポート番号を設定することができます。
    20、22、23、25、80、110、137、138、139、143、199、443、445、515、543、548、587、873、993、995、3306、3689、5000、5001、5005、5006、5335、5432、6881、8080、7000、7001、8081、9997、9998、9999、50001、50002、eMule デフォルトポート:4662 (TCP)、4672 (UDP)
  2. パッシブ (PASV) FTPポート範囲は、1025~65535 です。最大 128 ポートまで 含むことができます。
  3. 「guest」 アカウントは FTP からサーバーにログインできません。
  4. FTP クライアントのコンピュータのコードページ設定は、正しくデータにアクセスするためには Synology DiskStation と同じである必要があります。
  5. モデルによっては、FTP サービスは SSL または TLS を使用する接続をサポートします。
  6. FTP クライアントのファイアウォール設定と、2 つの FTP サーバーは正しく設定しなければ、FXP 機能が正しく作動しない場合があります。
  7. 一部の FTP クライアント(Internet Explorer 8/9 を使用しているユーザーなど)は、それぞれのユーザー名とパスワードでログインする必要があります。例:ftp://username:password@your.ftp.com。

接続制限については、以下を参照してください。

接続制限

IP 別に接続を制限する

この機能を利用すると、サーバーは、IP 別に最大接続数を制限します。この機能と FTP 帯域幅制限 を有効にして幅広帯域を効率良く管理します。

FTP 帯域幅の制限を有効にする

この機能を有効にすると、1 つの FTP 接続の帯域幅を制限することができます。