ネットワーク バックアップ

ネットワーク バックアップ サービスは、他の人の DiskStation または rsync 対応クライアントから、あなたの DiskStation にデータをバックアップさせる機能です。

ネットワークバックアップサービスを有効にする

ネットワーク バックアップ サービスを有効にすると、相当するアプリケーションで DSM ユーザーを設定したり、DiskStation の共有フォルダの権限を設定したりすることができます。設定が完了した後は、他の人はその人の権限で、その人の DiskStation からあなたの DiskStation のバックアップ先である共有フォルダにネットワーク バックアップを行うことができます。

ネットワーク バックアップ サービスを有効にする。

  1. ネットワーク バックアップ サービスを有効にするにチェックマークを付けます。
  2. [適用] をクリックします。

DiskStation で適切な権限で DSM ユーザーを設定する:

  1. [メイン メニュー] > [コントロール パネル] > [アプリケーションの権限]を選択し、ユーザーにネットワーク バックアップの権限を与えます。
  2. [メイン メニュー] > [コントロール パネル] > [共有フォルダ]を選択した後で、共有フォルダを選択します。次に[特権のセットアップ]をクリックして、ユーザーに読み取り/書き込み権限を与えます。バックアップ先として使用できる別の共有フォルダも設定できるまで、この手順を繰り返してください。
    注:
  1. 他の人が DiskStation 以外のクライアントからネットワーク バックアップを行いたい場合は、DiskStation で admin または rsync の権限を持っている場合にのみ行うことができます。admin のクレデンシャルを他の人と共有したくない場合は、メイン メニュー > コントロール パネル > ユーザーを選択して、ユーザー名を持つ rsync を作成し、その権限を変更してください。次にそのユーザー クレデンシャルを他の人を共有してください。
  2. ある DiskStation から別の DiskStation へネットワーク バックアップを実行する方法についての詳細は(ネットワーク バックアップ サービスが有効になっていること)、メイン メニュー > バックアップと復元を選択し、そのヘルプを参照してください。

カスタマイズした Rsync 設定でネットワーク バックアップ サービスを有効にする

カスタマイズした Rsync 設定を使って、ネットワーク バックアップ サービスを有効にして、ユーザーの権限と DiskStation 上のバックアップ先を設定することができます。設定が完了したら、他の人はその人の DiskStation または rsync 対応クライアントから、あなたの DiskStation のバックアップ先の共有フォルダ (または「バックアップ モジュール」) へ rsync バックアップを実行することができます。

カスタマイズした rsync 設定を使ってネットワーク バックアップ サービスを有効にする:

  1. [ネットワーク バックアップ サービスを有効にする] にチェックマークを付けます。
  2. カスタマイズした rsync 設定を使用するにチェックマークを付けます。
  3. [適用] をクリックします。

DiskStation でユーザーの権限とバックアップ モジュールを設定する:

  1. Telnet または SSH を介して、DiskStation の DSM にログインします。
  2. バックアップ モジュールと rsync の設定ファイル [/etc/rsyncd.conf] で認証されたユーザーを指定します。詳しくは、rsync クライアントのマニュアルの rsyncd.conf のページ、またはここを参照してください。
    注:
  1. カスタマイズした rsync 設定が使用されている場合は、DiskStation を共有フォルダの同期Time BackupLUN バックアップの目的のサーバーとして使用することはできなくなります。
  2. ある DiskStation から別の DiskStation へネットワーク バックアップを実行する方法についての詳細は(ネットワーク バックアップ サービスが有効になっていること)、メイン メニュー > バックアップと復元を選択し、そのヘルプを参照してください。

速度制限を有効にする

ネットワークのバックアップ タスクの速度制限を有効にして、ユーザーやグループが使用する帯域をコントロールすることができます。 速度制限が有効になっている場合、バックアップ タスクの帯域はユーザーまたはグループに割り当てられた制限値が上限となります。

速度制限を有効にする:

  1. [速度制限を有効にする]にチェックマークを付けます。
  2. ユーザーまたはグループに個々に速度制限を設けるには、[速度制限の設定] をクリックします。
  3. [適用] をクリックします。

注:

----
* 特定のモデルでのみ対応しています。