TFTP/PXE
このページでは、TFTP や PXE の設定を行います。
TFTP
TFTP (Trivial File Transfer Protocol) は、簡単なファイル転送プロトコルです。通常、認証を必要としない状況で、設定やルート ファイルの転送に使用されます。TFTP サービスを有効にすると、DiskStation はクライアント デバイスにブート ローダーを転送することができるようになります。
TFTP 設定を編集するには:
- [TFTP サービスを有効にする] チェックボックスにチェックマークを付けます。
- [TFTP ルート フォルダ] 欄で、TFTP クライアントがアクセスできる DiskStation のフォルダを指定します。
- 次の設定を表示したり、変更したりするには、[詳細設定] ボタンをクリックしてください。
- TFTP ファイル転送ログを有効にする:TFTP を介して転送したデータを追跡します。
- TFTP クライアント権限:TFTP クライアントの読み取り、書き込み権限を選択します。[読み取り専用] に設定されていると、TFTP クライアントはルート フォルダのコンテンツを見ることしかできません。[書込み可能] を選択すると、TFTP クライアントはルート フォルダのコンテンツを編集することができます。
- 許可されたクライアント:TFTP を介して接続できるクライアントを選択します。[すべての接続] を選択すると、全クライアントが接続できます。また、ある範囲の IP アドレスを指定すると、接続できるクライアントを制限できます。
- 設定を変更したら、[適用] をクリックして設定を保存します。
DiskStation で PXE 向けの DHCP サービスを設定する
オール・イン・ワン PXE 設定を実行できるように、DiskStation は TFTP のほかに DHCP サービスにも対応しています。Pre-boot Execution Environment (PXE) は、クライアント デバイスがデータ ストレージ デバイス(ハードディスクなど)ではなくネットワーク インターフェイスを使ってブートアップするネットワーク環境です。PXE を設定すると、ブート ローダーを DiskStation に保管できるため、クライアント デバイスはブート ローラーを使い、ネットワークを介してブートアップすることができます。
DiskStation で DHCP サービスを使用するためには、Synology DHCP Server パッケージをインストールしてください。
PXE 用 DHCP サービスを設定する:
- [PXE 向けにこのサーバーの DHCP サービスを設定する] にチェックマークを付けます。DiskStation にまだ DHCP Server パッケージがインストールされていない場合は、これをインストールするよう促されます。
- TFTP ルート フォルダからブート ローダー ファイルを選択し、他の DHCP 関連の設定を行ってください。
- [適用] をクリックして設定を保存します。